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テレビ放送やDVD等で見た映画の感想
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<主なキャスト及び声の吹き替え(テレビ/DVD)>

フォレスト・ガンプ トム・ハンクス(江原正士)
ミセス・ガンプ サリー・フィールド(鈴木弘子/土井美加)
ジェニー・カラン ロビン・ライト(名越志保/佐々木優子)
ダン・テイラー ゲイリー・シニーズ(鈴置洋孝/有本欽隆)
ババ・ブルー ミケルティ・ウィリアムソン(屋良有作/福田信昭)
ほか
(※wikipedia「フォレスト・ガンプ/一期一会」より)


<感想>
DVD「フォレスト・ガンプ/一期一会 スペシャル・コレクターズ・エディション」の感想です。

この作品も、DVDとテレビ版で吹き替えキャストが異なるパターンですね。

wikipediaに両方のキャストが掲載されていたので、知ることができました。

幸いにも(?)、テレビ版は一度も見たことがありません。
以前、テレビ放送されたようですが、未見です(T_T)。
放送があったこと自体も知りませんでした。

「アポロ13」は何回かテレビで見ていますが、この作品のテレビ放送には、なかなかめぐりあえません。

しかし、吹き替えキャストの面に関しては救われた気がしました。
吹き替えの声優さんが違うので、もし、テレビ版を先に見ていたら、「アポロ13」のときと同じように、DVD版のキャストになじむまで時間がかかったでしょうから(苦笑)。
テレビ放送を見ていないので、今回はすんなり見ることができました。
ですが、いつかテレビ版を見てみたいですね。 まだ見たことがないので。

全体を通して感じたことは、フォレストの純粋な気持ちや優しさが周りの人たち(傷ついた人たち)を救うお話だったように思います。
同時に、戦争の悲しさや虚しさを描いた作品でもありました。

フォレストの声を担当された江原さんの演技がすばらしかったです。

ジェニーと一緒の場面も印象的ですが、特に印象に残っているのが ダン・テイラー中尉との場面ですね。

ベトナム戦争の場面。
初めてダン中尉が出てくるところで、彼が上半身裸で登場したのには、ビックリしました。

また、敵との銃撃戦で、フォレストが負傷したダン中尉を担いで助け出す場面。

中尉は「隊を見捨てることはできない。俺のことはほっといてくれ! おまえだけ逃げろ」というようなことを言いますが、フォレストはダン中尉の命を救いたい一心で、走り続けます。
フォレストとしては、ダン中尉をこのままにしておくことなんて、できなかったんでしょうね。 自分の上官ですし。
何とかして、助けたいと考えたんだろうと思います。

途中、おしりに銃弾を受けますが、痛みに耐えてひたすら走るフォレストが印象的でした。

川かどこかの近くにダン中尉を下ろし、この隊で友達になったババを探しに向かうフォレスト。
ダン中尉は止めますが、彼の制止を振り切って再び走り出します。

やっとの思いでババを見つけたフォレストはババを抱き上げて、ダン中尉がいる場所までババを連れて行きます。
しかし、「家に帰りたい…」という一言を残して、彼は息を引き取ります。

続く、病院の場面。
フォレストの隣のベッドには、両足を失ったダン中尉の姿がありました。
足を失ったダン中尉は、特殊な撮影方法が用いられていました。
映像特典でわかったんですが、足はそのままで青い靴下を履いて演技及び撮影をし、足の部分だけ、コンピュータで削除して、映像から抜いたということでした。

ある夜、病院のベッドで眠っていたフォレストは、突然、ダン中尉にベッドから引きずり下ろされます。
ゲイリー・シニーズの迫真の演技と、声を担当された有本さんの演技がすごかったです。

自分を助けたフォレストにダン中尉は「こんなはずじゃなかったんだ! 俺の運命は、名誉の戦死だ!! 俺はあそこで仲間たちと死ぬはずだったのに…。おまえがぶち壊しにしたんだ!! 生きてる人形だよ。 見ろ! 両足がないんだぞ!! 足を使えない辛さがおまえにわかるか!!」 と、怒りをぶつけます。

「俺はこれからどう生きればいい?」と、絶望するダン中尉。

ダン中尉の悲痛な叫びが、この場面から伝わってきました。
涙が止まらなくなってしまいました。


そしてある日、ニューヨークにいたフォレストは、車椅子に乗ったダン中尉と再会します。
ダン中尉には隊をまとめていた頃の面影はありませんでした。
髪は長くボサボサで(長髪のカツラ(ですよね…?)をつけての登場で、思わず吹き出してしまいました)、酒瓶を片手に酔っ払っているようでした。

フォレストはクリスマスから新年にかけて、ダン中尉と一緒に過ごします。
彼の行きつけの店で、フォレストは、亡くなったババとの約束を果たすため、エビ採り船の船長になると、ダン中尉に話します。
すると「おまえがエビ採り船の船長になったら、俺は一等航海士になる」というダン中尉。

このほかにもうひとつ、「おまえがエビ採り船の船長になったら、俺は宇宙飛行士になる」とも言っていましたが、「アポロ13」で、トム・ハンクスとゲイリー・シニーズは本当に宇宙飛行士になりましたからね。

その後、店で知り合った2人の女性客をダン中尉の自宅(だと思われます)に招いて、フォレストたちは新年の夜を過ごしていました。
ところが、1人の女性からタバコのにおいがして、それがいやなフォレストは、その女性を突き飛ばしてしまいます。
そのフォレストの態度に、一緒にいたもう1人の女性が「あなたの友達、バカなんじゃないの?」と、ダン中尉に言います。

ところが今度はこの言葉が、ダン中尉の逆鱗に触れてしまいます。
「あいつをバカ呼ばわりするな!!」と、激しく怒るダン中尉。さらに、この女性2人を部屋から追い出してしまいます。
彼なりの、フォレストへの気遣いと思いやりだったんでしょう。
見ていて とても印象に残りました。

あまりに激昂したため、勢いあまって 車椅子から落ちてしまうダン中尉。
顔からうつぶせに落ちたようなので、すごく痛そうに感じました。

フォレストが助け起こそうとしますが、ダン中尉は彼の手を振り払い、自力で車椅子に座りなおします。

この場面も映像特典に撮影の様子が収録されていました。
青い靴下着用で、両足を伸ばしたまま、足を動かさずに腕の力だけで上体を支えて移動していました。 その後、コンピュータ処理で、足の部分を削除したそうです。
こちらの撮影時の映像も迫真の演技でした。

「せっかくのパーティーを台無しにしてすみません」と謝るフォレストに、気にしなくていいというような雰囲気で、「新年おめでとう」と言葉をかけるダン中尉がよかったです。

後日、フォレストは、エビ採り船の船長になり、船を操縦します。
そこへダン中尉がたずねてきます。

うれしさのあまり、船を放り出して海へと飛び込み、ダン中尉のところへ泳いでいくフォレスト。
一瞬、船は大丈夫かな?と考えてしまいました。
その後、見事に橋にぶつかって止まりましたが(笑)。

フォレストはダン中尉にどうしてここにいるのかを聞きます。
ダン中尉は「前に言っただろ? おまえがエビ採り船の船長になったら、俺は一等航海士になるって」といいます。
彼は、あのときの約束を果たすためにきたのでした。

フォレストはダン中尉と一緒に船上での生活を始めます。
しかし、なかなかエビはとれません。

「神様、いったいどこにいるんだよ?」というダン中尉。

そのダン中尉の言葉の直後、偶然にも神様が現れます。 ハリケーン「カルメン」という嵐が、フォレストたちがエビ採りをしている地域を襲います。

嵐の夜、ダン中尉は船のマストの上に登って、神様に挑発的な言葉を浴びせます。
この場面の有本さんの声の演技も迫力がありました。

この嵐に耐えたのは、フォレストとダン中尉の船のみ。
それからというものフォレストたちは大量にエビをとり、雑誌の表紙を飾るほどになりました。

船の甲板の上で、ダン中尉は「フォレスト、まだ礼を言ってなかったな。命を助けてもらった」と、初めて フォレストに感謝の言葉を口にしました。

今まで暗い表情だったダン中尉が、ほんの少し笑顔を見せたのもこの場面なので、ここはとても印象に残っています。
この笑顔は、絶望のふちにいたダン中尉が立ち直ろうとしている様子を表しているようでした。


お話のクライマックスで、ダン中尉は完全に立ち直ったなあと感じました。

ジェニーとフォレストの結婚式の場面。
ダン中尉が義足をはめて お祝いにくる場面があります。
そこで、フォレストに向けた優しい笑顔が印象に残っています。

フォレストの優しい心が、ダン中尉を救ったように思いました。

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